持つ人の心によりて宝とも仇ともなるは黄金なりけり

⑤企業経営・財務
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お金のことを学ぶ上で心にとめておきたい

昭和時代の初期、昭建皇太后は、金銭が人の性格や運命を大きく変えることを象徴する句を詠みました。「持つ人の心によりて宝とも仇ともなるは黄金なりけり」。この句は、黄金(お金)が持つ人の心次第で、大きな幸福の源となることも、逆に災厄の原因となることもある、という深遠な意味を持っています。

この句は、時代を超えて私たち現代人にも大きな教訓を与えます。現代社会では、経済的利益を追求することがしばしば重視されます。コロナ禍にあった持続化給付金や家賃支援給付金のような制度は、本来は経済的支援を目的としていますが、不正受給の問題など、金銭の取り扱い方が道徳的な問題と直結していることを示しています。

このような現代の事例は、昭建皇太后の句が指摘する「心の持ち方」の重要性を際立たせます。お金自体は善でも悪でもありませんが、それをどのように使い、どのように考えるかが、私たちの人生において宝とも仇ともなるのです。

経済の発展は欲から生まれることもありますが、澁澤栄一氏が言うように、経済と道徳は共存する必要があります。稼ぐこと自体が悪ではありませんが、どのように稼ぐか、その後の行動が重要です。お金を追求する中で、個人だけでなく社会全体の豊かさと幸福を考える心が求められます。

昭建皇太后の句は、今日においても私たちに重要なメッセージを投げかけています。金銭を追求することは否定されるべきではありませんが、それに伴う道徳的責任を常に自覚し、バランスの取れた行動を心がけることが、真の豊かさへの道と言えます。

この句を通じて、私たちは金銭に対する健全な心の持ち方を学び、現代社会においてもその教訓を生かすことができます。経済と道徳の調和を目指し、お金がもたらす可能性を正しく利用することで、より豊かな社会を築くことができると思います。

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渋沢栄一「論語と算盤」で紹介されている句です。

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