ライフプラン・キャッシュフロー表の作り方(3)
ライフプラン・キャッシュフロー表の作り方(Excel)の3回目です。
前2回の内容
ライフプラン・キャッシュフローの作り方1回目
ライフプラン・キャッシュフローの作り方2回目
3回目は、”ライフイベント”と”ライフイベントにかかる費用”を書き出します。
赤枠の部分になります。
ライフイベント…結婚、出産、住宅購入、子供の進学、退職、相続などの人生の出来事
参照URL「https://kan-gi.com/2020/06/22/post-1503/」
ライフイベント表を作る
(1)準備<シートを分ける>
この表はお金の流れを把握することが目的の表です。
この表にライフイベントを書き入れても良いのですが、見た目がごちゃっとしてしまいます。
そこで、下の画像の手順で新しいワークシートを追加します。
(2)ライフイベント表を作成
『sheet2』が追加されました。
sheet2のA1にライフイベント表とタイトルを記入します。
キャッシュフローは横軸が時間でした。イベントの内容は文字数があるので、支出見込まで記入するとごちゃごちゃになってしまいます。
キャッシュフロー表はあくまでお金だけを書くことにして、ライフイベント表はシートを分けて作ることにします。
イベント内容と金額をみやすくするために時間軸を縦にします。
緻密な計画を立てても意味があるとは思えないので、大きな支出予定、やってみたいことがいくらかかるかをまとめるくらいの気持ちで良いのではないかと思います。お好みにあわせてつくってください。
(単位は万円です!)
右側に支出額を記入します。
ここで書いた支出額は、数式を使ってキャッシュフロー表に飛ばします。
(3)支出見込をキャッシュフロー表に転記する
その前に、キャッシュフロー表側で受け入れ準備をします。
イベント欄を家族全員分で5行設けてしまっています。金額は1行分あればよいので、4行を削ってしまいます。
(4)キャッシュフロー表に縦横入れ替えて数字を引っ張ってくる数式を入れる
TRANSPOSE関数で指定した範囲のデータを行列入れ替えて表示する関数です。
キャッシュフロー表のイベント欄の最初の月のセル(D8)にTRANSPOSE関数を入れます。
配列には、縦に並んでいる支出額を最初の年(2020年)から最終年(この表では2040年)まで選択します。指定したい範囲をドラッグするだけです。
OKを押すと、下の画像のように縦横入れ替わった数字が表示されます。
Spillという機能(Excel 2019とOffice 365のExcel)があれば、最初の1つにTRANSPOSE関数を入れると自動的に他の数字も表示されます。
関数を使えない・使いたくない時には、元データをコピーして「行/列の入れ替え」貼付してください。
ライフイベントが完成しました。
次回は、キャッシュフロー表の本体部分を作成します。