変額保険とは
変額保険とは、保険料を運用し、運用の結果によって保険金や解約返戻金が変動する保険のことです。運用は、定額保険(一般勘定)とは分けて運用されています。変額保険の運用を行う勘定を特別勘定と言います。
変額保険には、有期型と終身型があります。
保険金や解約返戻金が運用の結果によって変動しますが、運用結果が悪くても死亡保険金には最低保証があります。ただし、満期保険金や解約返戻金には最低保証がありません。
有期型変額保険
期間が定められている変額保険です。期間満了(満期)になると満期保険金がある変額保険です。
死亡保険金:最低保証あり
満期保険金:保証なし
解約返戻金:保証なし
(1)満期時点の運用成績が良い時
運用成績に合わせて保険金が増減するのが変額保険です。このタイプは、保険料累計と運用結果(満期保険金)が死亡保険金の最低保証を超えた時に、はじめて死亡保険金が増加するというものです。
(2)満期時に運用成績が悪い時
満期時に運用結果が良い時は、満期保険金が減少し、最低保証額はないため、払込んだ保険料を下回ることもあります。途中運用成績が悪い時に死亡したとしても最低保証の死亡保険金が支払われます。(3)別のタイプ
最初から保険金が変動するタイプです。満期保険金は、払込んだ保険料は保険金額とは差がありますが、増減は同じ動きとなります。
(1)のタイプは、払込んだ保険料の運用成績が最低保証を超えたらはじめて死亡保険金が変増加するというものでした。
終身型変額保険
一生涯続く変額保険です。
死亡保険金:最低保証あり
満期保険金:なし(満期がない)
解約返戻金:保証なし
おわりに
もし、貯蓄や投資として変額系の保険商品を考えているなら、変額保険も変額年金も保険商品なので、保険の契約や保険金の支払いなどの費用がかかっているため、自力で資産運用した時と比べると利回りは落ちてしまいます。
リスクをよく理解して加入しましょう。