銀行とゆうちょ銀行の主な預貯金商品の特徴<預貯金・金融類似商品等②>

⑦資産運用マネー講座
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預貯金など貯蓄型の金融商品

今回は、銀行とゆうちょ銀行の主な預貯金商品の特徴がテーマです。

銀行などの預金

種類 特徴
普通預金 1円単位で預入でき、預入期間の制限なく、入手金は自由。
金利は、変動金利で半年複利です。
総合口座 普通預金、定期預金、国債などがまとめられた預金。
普通預金が残高不足の時は、総合口座内の定期預金や国債等を担保に自動融資が受けられます。
貯蓄預金 個人向け商品で、残高の階層に応じた金利が設定されます※。
ただし、給与・年金受取や公共料金等支払の口座として指定(利用)することはできません。
通知預金 最低金額が定められており、一般的に預入から7日間は据え置き、出金時の2日以上前に金融機関に通知する必要があります。出金までの予告期間がある分、普通預金より金利は高くなります※。
当座預金 手形・小切手の資金決済のための預金。利息は付きません(法律の決まりごと)。預金保険制度による「全額保護」の対象です。
納税準備預金 納税資金のための預金です。一般的に金利は普通預金よりも高く※、利息は非課税となります。預入れは自由ですが、払い出しは納税に限られます。
スーパー定期預金 一般的に1ヵ月から10年の間で期間を選択できます。
300万円未満と300万円以上で区分。
金利は固定(3年未満の場合は単利、3年以上で個人向けに半年複利の取り扱いあり)
大口定期預金 最低預入金額が1千万円以上。通常一部解約ができません。預入は期間は1カ月から10年が多い。金利は固定金利(単利)です。期間中は固定金利(単利型)。
期日指定定期預金 1年以上3年以内が一般的。1年間の据置期間経過後、1ヵ月前に満期日を期日指定することで払い戻しができます(期日指定は預入時ではない!)。金利は固定金利(1年複利)です。
変動金利定期預金 適用される金利が一定期間(6カ月)ごとに変更される定期預金です。原則単利型、一部個人向けに半年複利型があります。

※執筆時点で商品ごとの金利差はほとんどありません。店頭金利で定期預金が0.002%、普通預金が0.001%といった具合です。

ゆうちょ銀行(貯金)

ゆうちょ銀行の主な金融商品は次の通りです。ゆうちょ銀行へ預入には上限があります。

  • 通常貯金+通常貯蓄貯金=1,300万円まで
  • 定期性貯金(財形を除く)=1,300万円まで

合計2,600万円が預入限度額です。

なお、財産貯金は別枠で(一般、年金、住宅合計)550万円まで預入可能で、振替口座については限度額がありません。

預金保険制度で保護される貯金は、1人につき1,000万円とその利息までです。振替口座は全額保護されます。

種類 特徴
通常貯金 銀行の普通預金とほぼ同じです。総合口座や自動融資もあります。預入・払出は自由、変動金利(半年複利)です。
通常貯蓄貯金 預入や払出は自由。基準残高(10万円)を下回ると低めの金利が適用されることがあります。変動金利(半年複利)です。
給与・年金受取や公共料金等の自動支払の口座として指定(利用)することはできません。
定期貯金 スーパー定期預金とほぼ同じです。預入期間は1・3・6カ月・1年~5年から指定します。預入金額は1,000円以上1,000円単位。3年未満ものは単利、3年~5年ものは半年複利です。
定額貯金 据え置き期間(6カ月間)経過後は、払い出し自由。最長10年まで半年複利で預入できる。1口単位で解約ができます。1口の預入金額は、1,000円~300万円の範囲内で8種類があります。
振替貯金 決済専用の口座。預入限度額がありません。利息は付きませんが、決済性預金にあたるため、預金保険制度で全額が保護対象となります。

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