債券とは<金融資産運用・債券➀>

⑦資産運用マネー講座
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債券とは

債券とは、国、地方自治体、企業が資金を調達(借入)するときに発行するものです。国が発行する債券が「国債」、会社が発行した債券が「社債」です。

債券に関する用語

債券の返済期限のことを「償還期限」といい、「満期」ともいいます。

<参考:国債の見本(出典:日本銀行ホームページ)>

日本国債見本

日本国債の見本
出典:日本銀行「国債証券の様式例」https://www5.boj.or.jp/dairiten/daikitei/kokudai/1/ksd120-2.pdf

債券に記載されている金額を「額面」と言い(上の画像で額面は五万円)、

満期(償還期限)は、額面金額が償還される期日です。

額面に対して支払われる利率は、「表面利率」または「クーポンレート」といいます。

債券発行時に払込金額のことを発行価格と言います。
発行価格と額面金額等しいときの債券発行は、パー発行
発行価格が額面を上回るときは、オーバーパー発行(パーより上)
発行価格が額面を下回るときは、アンダーパー発行(パーより下)、となります。

下図は、債券の額面と発行価格と償還価格をまとめたものです。

債券の額面と発行価格と償還価格の図

発行された債券は、満期まで持つと額面金額で償還されますが、売却や買取などで手放すこともできます。売買する場所を債券の流通市場といい、流通市場には取引所取引か店頭取引の2つがあります。大部分が店頭取引です。

取引所取引:投資家から依頼受けた証券会社等が取引所で買い手・売り手を探す
店頭取引:証券会社が売買の相手となる相対取引

 

債券の分類

新規発行される債券は新発債、発行され市場で取引されている債券は既発債に分類されます。

利払の方法によって、利付債(りつきさい)割引債
円建てか外貨建てかによって円建債券と外貨建債券に分けられます。

利付債:定期的に利息が支払われる債券。利息は固定と変動がある。
割引債:利息が支払われない分、額面より低い金額で発行され、満期時に額面の金額が償還される債券。割引分が利付債の利息相当となる。ゼロクーポン債とも呼ばれる。
円建債券:円で払込、利息や償還も円で受け取る債券。外国の発行体が発行する円建の外債もある。
外貨建債券:外貨で払込、利息や償還も外貨で受け取る債券。為替変動の影響を受ける。
以上、債券の基本1回目でした。
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家計見直し・資産管理| かんぎフィナンシャル
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