今回は、投資のデイトレードとか、バリュー投資とか、ファンダメンタル分析といった投資の手法や分析手法の違いを整理してみました。それぞれの手法を学びたいときのおすすめ書籍(入門書)も紹介していますのご参考にしてください。執筆時点のおすすめなので、より良いものがあれば更新します。
※投資は自己責任で行ってください!
投資期間の長さによる投資方法
超々短期 スキャルピング
数秒単位の売買で利益を狙う。FXでの手法。
超短期 デイトレード(テクニカル分析)
1日の値動きで利益を狙う
<おすすめ本>
デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術
短期 スウィングトレード(テクニカル分析)
数時間~数日で利益を狙う
<おすすめ本>
一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
中短期 ポジショントレード(ファンダメンタル分析)
数カ月~数年で利益を狙う
分析方法:テクニカルとファンダメンタルズ
分析方法は、テクニカル、ファンダメンタルズの2つに大別できそうです。
テクニカル(分析)
過去の値動きをパターン化して、将来の値動きを予測する分析方法。移動平均線やチャートを用いる。細かくは多数の分析手法あり、見る人により受け止め方が違う、絶対的なものではないと言えます。
ファンダメンタルズ(分析)
ファンダメンタルズは、経済の基礎的条件のことで、経済成長率や物価上昇、失業率などの経済指標など。1つの企業で見るのであれば、財務状況や業績のこと。
ファンダメンタルズを分析して、割安感や成長性を導き投資するのがファンダメンタルズ分析。
<おすすめの本>
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版
投資対象による分類
バリュー投資
企業の本質的な価値に対して、割安株に投資して値上がり益を狙う。
<おすすめの本>
バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版
グロース投資(成長)
現在の株価は割高でも成長して価値が上がり、値上がり益を狙う手法。
<おすすめの本>
バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版
ミネルヴィニの成長株投資法 ━━高い先導株を買い、より高値で売り抜けろ (ウィザードブックシリーズ)
投資方針・運用方法による分類
投資信託などファンドの運用方法の違いで、
アクティブ運用とインデックス運用とに分けられます。
ファクター投資がその中間として注目されているようです。
アクティブ運用
投資信託(ファンド)がベンチマークを上回る運用成果を目指す積極的な運用方法。
プロの調査・分析、判断により銘柄入れ替えをおこなうので、コストは高くなる。
おすすめ本には出会えていないので、結果を出し続けているレオス・キャピタルワークスの
ホームページで学んでください(ひふみ投信とひふみワールド)。
https://hifumi.rheos.jp/brand/management.html
インデックス投資(パッシブ運用)
投資信託(ファンド)が日経平均やTOPIXなどのベンチマークを定め、
ベンチマークの動きに合わせた運用成果を目指す運用方法。
機械的に運用されるので手数料はアクティブ運用と比べると安い。
<おすすめの本>
ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版)
ファクター投資
ファクターとは、資産や個別銘柄のリスクやリターンに影響を与える共通の要因(特性)のこと。
市場の平均や値動き(日経平均225やTOPIX)とは別の指標として、
ファクターを用いて構成銘柄を選定して分散投資を行う投資方法。
ファクターには、ボラティリティ、グロース、バリュー、サイズ、利益率、配当利回りなどがあります。
アクティブ運用とパッシブ運用の中間と言われます。
<おすすめの本>
ファクター投資入門
おわりに
色々と手を出すのではなく、自分の志向にあった方法を決めたら、とことんやってみるのが良いと思います。確実に儲かる方法はありませんので、リスクはあることを覚悟して投資しましょう。