6つの複利係数とは
FP試験では、6つの複利係数を使った問題が出題されています。
FP試験で出題される複利係数は次の6つです。
- 終価係数
- 現価係数
- 減債基金係数
- 資本回収係数
- 年金終価係数
- 年金現価係数
言葉の意味を問うものと係数を使った計算問題が出題されています。
計算問題では、次のような早見表が与えられ、適切な係数を選んで計算するだけです。
適切な係数を選ぶために、各係数の意味・使途を理解する必要があります。
終価と現価
終価係数:今持っているお金を複利運用した時に、将来いくらになっているかを計算する係数
(例)500万円を3%複利運用すると5年後はいくらになるか、
を知りたいときは(上の早見表参照)、
500万円 × 1.1593 =579.65万円
と簡単に計算できるのです。
を知りたいときは(上の早見表参照)、
500万円 × 1.1593 =579.65万円
と簡単に計算できるのです。
現価係数:将来の目標金額を達成するために複利運用を行う時、元手がいくらあればいいかを計算する係数
減債基金係数と資本回収係数
減債基金係数:将来の目標額を貯めるには、いくらずつ積立をすればいいかを計算する係数
資本回収係数:預けているお金を、一定期間でいくらずつ受け取れるかを計算する係数。ローンに置き換えると、返済をいくらしていけばいいか、という計算に使える。
年金終価係数と年金現価係数
年金終価係数:毎年一定額を積み立てると、一定期間後にいくら(元利合計)になっているかを計算する係数
年金現価係数:毎年一定額を一定期間の間受け取り続けるためには、元手がいくら必要かを計算する係数。住宅ローンに置き換えると、毎月の返済可能額から、住宅ローンをいくら借りられるのか計算できる。