マネーストックとマネタリーベース<マーケット環境の理解➄>

マネーストックとマネタリーベース

日本銀行が公表している通貨の量を示す指標マネーストックやマネタリーベースについて解説します。マネーストックやマネタリーベースは、毎月、日本銀行HPで公表されています。景気や物価動向や先行きを判断する重要な指標の1つです。

マネーストック(旧マネーサプライ)とは

金融機関と政府を除いた経済主体(個人、企業、地方公共団体)が保有する通貨の総量のことをマネーストックといいます。

景気や物価の動向・先行きを判断するための指標の1つです。

マネーストックは、通貨の範囲や金融機関の範囲によって、分類されたM1、M2、M3、広義流動性の4つの指標があります。

マネーストック(M1、M2、M3)の範囲を図で解説

M1~M3の範囲図(出典:日本銀行「マネーストック統計の解説」2019年10月)

M1 = 現金通貨+預金通貨

・準通貨(主に定期預金)やCD(譲渡性預金)は含まない

・預金は、預金取扱のあるすべての金融機関

M2= 現金通貨+預金通貨+準通貨+CD

・ゆうちょ銀行を除く国内銀行等のみ

・M1+準通貨+CDということ

M3=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD

・通貨の範囲は、M2と同じ

・預金取扱のあるすべての金融機関が対象

M3に金融債や投資信託などを加えたものが広義流動性です。

通貨含むあらゆる金融資産や負債の残高、増減を集計した「資金循環統計」という統計もある。

マネーサプライとの違い(変更点)

2008年にマネーサプライからマネーストックに変更されました。

この時、通貨の保有・発行主体や金融商品の対象が見直されていて、主な変更点として、通貨保有主体の対象範囲から、証券会社・短資会社や非居住者が除外されています。

マネタリーベースとは

日本銀行が供給するお金の総量のこと

マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」

日本銀行は、貨幣供給量の調節(オペレーション)や、金利の上げ下げによって、景気や物価を安定させる役割を持っています。

物価指数とは?<マーケット環境の理解④>

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