フリーキャッシュフロー(FCF)とは

⑤企業経営・財務⑦資産運用
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フリーキャッシュフローとは

フリーキャッシュフロー(Free cash flow、FCF)は、企業が事業活動で稼いだお金から事業の維持に必要な資金(設備投資や運転資本増加額)を差し引いて残ったお金のこと。

株主や債券者へ分配できる自由なお金(フリーキャッシュフロー)。

どういう時に使うか☟

DCF法を使って企業価値を算出する際に、フリーキャッシュフローの予測が必要。

中小企業の場合、フリーキャッシュフローで借入の返済額の目安を出す。

フリーキャッシュフロー(FCF)の計算方法

フリーキャッシュフロー(FCF)の計算式は以下のとおり。

FCF = 営業利益 ×( 1 - 税率)+ 減価償却費 - 運転資本増加額 - 設備投資額

図にすると次のようになる。

フリーキャッシュフロー図

簡便的に次の式でもFCFを求めることができる。

FCF = 営業活動によるキャッシュフロー - 投資活動によるキャッシュフロー
ただ、このFCF式は、営業活動によるCFの中に支払利息を含んでいる。FCFというのは支払利息も含む株主・債権者への分配原資であるので、もう少し細かく計算するなら、
FCF = 営業活動によるキャッシュフロー + 支払利息 ×( 1 - 税率 )- 投資活動によるキャッシュフロー
となる。
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