フリーキャッシュフローとは
フリーキャッシュフロー(Free cash flow、FCF)は、企業が事業活動で稼いだお金から事業の維持に必要な資金(設備投資や運転資本増加額)を差し引いて残ったお金のこと。
株主や債券者へ分配できる自由なお金(フリーキャッシュフロー)。
どういう時に使うか☟
DCF法を使って企業価値を算出する際に、フリーキャッシュフローの予測が必要。
中小企業の場合、フリーキャッシュフローで借入の返済額の目安を出す。
フリーキャッシュフロー(FCF)の計算方法
フリーキャッシュフロー(FCF)の計算式は以下のとおり。
FCF = 営業利益 ×( 1 - 税率)+ 減価償却費 - 運転資本増加額 - 設備投資額
図にすると次のようになる。
簡便的に次の式でもFCFを求めることができる。
FCF = 営業活動によるキャッシュフロー - 投資活動によるキャッシュフロー
ただ、このFCF式は、営業活動によるCFの中に支払利息を含んでいる。FCFというのは支払利息も含む株主・債権者への分配原資であるので、もう少し細かく計算するなら、
FCF = 営業活動によるキャッシュフロー + 支払利息 ×( 1 - 税率 )- 投資活動によるキャッシュフロー
となる。